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現状を打破したい・ワンランク上を目指したいヒトが頭に入れておくべきこと

現状を打破したい・ワンランク上を目指したいヒトが頭に入れておくべきこと

今回は、現状を打破する・ワンランク上にいくヒントについてお話したい。

「もっと良い人生を送りたい、もっと人間力を高めたい」、そんなヒトのヒントになれば嬉しい。

「恒常性」とは

「ヒトは死に向かって生きている」。

なんだか、大げさで逆説的な表現であるが間違いない事実だ。

さらに「良い人生を送りたい」と誰もが願っている。

故に、「死に向かう」意味では自然な反応なのだが、「良い人生を送る」にはマイナスなことがあったりする。

ヒトにとって非常に大切な機能であり、逆に厄介な要素も持つと個人的に考えている機能が「恒常性」。

まず、言葉自体の意味は、「さまざまな環境の変化に対応して,もとに戻そうとする、一定に保とうとすること」を指している。

では具体的に恒常性について、カラダ、メンタルの2つの区分で綴っていこう。

カラダにおける恒常性について

カラダの反応で例えるとわかりやすい。

人間の平熱は、だいたい37度弱である。風邪を引いたりして熱が出ると、汗が出たり、外部に熱を放出する事で体温を下げ、平熱に戻そうとする働きが起こる。

また、人の肌は「弱酸性」である。pHでいうと5、6程度だ。pHというのは理科の授業で出てきた、リトマス試験紙のアレだ。

美容師さんがパーマ液などで手が荒れることがある。これはパーマ液が弱酸性から外れたpHである為で、炎症反応が起こり、修復しようとする。

ちなみに、赤ちゃんは殺菌作用が強く、肌がより酸性に近く、年をとるにつれて中性に近づいていき、殺菌作用が下がり、手荒れなどしやすくなる。

こんな反応などは「恒常性」によるものだ。

メンタルにおける恒常性について

同時にこれはカラダだけでなく、メンタルにおいても言えるのではないだろうか。

「ミラーニューロン」「鏡の法則」などの言葉もあるが、よく会う人、一緒にいる人の平均値に近づいていくとか。

  • 周りの10人の平均年収が自分の年収だとか
  • 生理現象でいうと、あくびがうつるとか

この考えはまだ研究段階なようであるが、これも「恒常性」の一種なのかもしれない。

「人は環境の影響を受ける」「環境に適応していく」というのは体感でもある程度ある。そして、居心地が良くなっていく。

逆に、普段行き慣れない場所に行くと、緊張したり、居心地が悪かったりするわけだ。

これはメンタルにおける恒常性によって、反応が起きているのではないだろうか。

ヒトが成長するには

ヒトが成長するには

ヒトが成長する、より豊かになるためには、この「恒常性」をある意味利用し、ある意味打破していく必要があるのではないだろうか。

特にメンタルにおける「恒常性」についてはヒトによって差がある。

これをここでは「恒常性のセットポイントの差」と定義するとする。

例えば、通常、普段行かない場所や環境に身を置かれると緊張したりするわけだが、様々な環境に身を置く機会が多い人は居心地が悪い環境はあまりないかもしれない。

通常、失敗を恐れてリスクを負ったチャレンジはしづらいのだが、何度か失敗をしている人や失敗しながらも成功体験のある人は、あまり失敗を恐れずチャレンジできるかもしれない。

これらはそれぞれ、「恒常性」は働いているのだが、その「セットポイント」が違うと考える。

ということは、今の自分の「恒常性」に屈することなく、居心地が悪くても自分が憧れる人たちのいるような環境に身を置いたり、その人たちがしているような勉強をしてみたり、その人たちが読んでいるような本を読んでみたりしていると、だんだんそれに適応してきて、居心地が悪くなくなってくる可能性がある。

それは「恒常性のセットポイント」が変化したということだ。

まずは、

  • 自分の目指すところ、人、状態などを決める。
  • 今とのギャップを探す。
  • ギャップを埋めるにはどうしたら良いか。
  • ギャップを埋める行動を実行する。

そうすれば、確実に目標に近づくはずなのであるが、ヒトには「恒常性」があることを忘れてはいけない。そう簡単に実行できない。

「恒常性のセットポイント」を変えなければ到達できないことを頭に入れておこう。

ワンランク上に行くには「筋トレ」

ワンランク上に行くには「筋トレ」

では「恒常性のセットポイント」を変えていくにはどうしたら良いのか。

そこで提案したいのが「筋トレ」だ。

こいつは「カラダ」と「メンタル」両方の恒常性に働きかけ、両方の「恒常性のセットポイント」を変えてくれる可能性を秘めている。

僕のトレーニングを受けている方も、最初は吐きそうになったり、立ち上がれなくなったりしている。

でもそれはシンプルに「最初だから」だ。

トレーニングを始めたばかりの方

トレーニングを始めたばかりの方

普段のその方の「カラダの恒常性」は、

  • デスクワーク
  • 電車か車移動
  • 会食が多く、お酒も飲む
  • 特に運動はしていない
  • 不規則な生活リズム
なわけで。

それは、60分筋トレするなんてものは、熱が40度出ているのとニアリーイコールな状況だ。

トレーニングに慣れてきた方

トレーニングに慣れてきた方

ただ、徐々に慣れてくる。

  • 重さが上がるようになる
  • 回数ができるようになる
  • 種目数ができるようになる
  • 息が上がらないようになってくる
一般的には体力がついてきた、筋力がついてきたという表現になるのだが、「カラダの恒常性のセットポイント」が変化してきているとも言える。

もちろんこの変化には、神経的な変化、内分泌的な変化も含むが、物理的な変化もあり、カラダも最初より良くなっているはずだ。(食事も重要w)

  • 以前できなかったものができるようになる
  • 時間とお金を捻出し、ジムに定期的に通う
  • 今まで好きに食べていたものを我慢する
  • わざわざ苦しいことを自分に強いる
  • 良いカラダになってくる
  • 周りからも変化について気付かれる
  • 姿勢が改善する
  • 日常生活がラクになる
  • エネルギッシュに活動できるようになる
といった行動や現象は、間違いなく、メンタル的な恒常性の変化をもたらすだろう。

まとめ

カラダやメンタルの変化は、仕事やプライベートにも良い影響をもたらす。

「現状を打破したい、ワンランク上を目指したい」。

そんな方こそ、ぜひ「筋トレ」だ。