これだけは押さえておくべき、人生を楽しむベースとなるもの。
- 良い大学を出ること?
- 良い友達を作ること?
- 良い企業に就職すること?
- 英語を勉強すること?
これらも重要かもしれない。
しかし、これだけは押さえておくべきものは、もっと基本的な事である。
それは「健康作り」である。
健康は全ての人に必要なものである。これは間違いないだろう。
健康でないと、良い大学に入っても、良い企業に就職しても、良い友達がいても、人生を楽しむ事ができないかもしれない。
そこで、ちょっと考えてみてほしい。
目次
皆さんはどのような状態であれば「健康」だと感じるだろうか?
- 病気じゃなければ「健康」か?
- 毎朝気持ちよく目覚められたら「健康」か?
- 何もストレスのない状態が「健康」か?
WHO(世界保健機関)は、2000年に「健康寿命」という言葉を定義した。
平均寿命は寿命の長さを表しているが、「健康寿命」は日常的・継続的な医療・介護に依存せず、自らの心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間を表している。「健康寿命」の期間が長いほど、または寿命の期間に対する「健康寿命」の期間の割合が高いほど、寿命の質が高いと評価され、結果として医療費や介護費の削減に結び付く、としている。
ここでは、自立した生活ができる状態を健康としているのであるが、これはあくまでボーダーラインだと思う。一般的な方々が目指す健康はこのラインではなく、もう少し高次的でなければならない。
人それぞれ「健康」の基準は異なると思うが、
自身が主観的に「調子が良い」と感じている状態、自身が主観的に「体力がある」と感じている状態は、健康の基準として必須ではないだろうか。
これはある意味、人生を楽しむためのベースといっても良い。
仕事に力を注ぐ方も、子育てに忙しいママも、定年退職した方も、学生も、みんなに必要なベースだ。
実際に我々のジム「Shibuya Fitness Sharez」に通って頂いている方の声を聞いても「調子が良くなった」という感想が多いし、「体力をつけたい」というニーズも多い。
ここでは、この主観的に「調子が良い」と感じている状態と「体力がある」と感じている状態を健康の定義とし、話を進めていこう。
ここでいう「健康」でいる為には、2つの取り組みが大切だと考える。
- 「日々の体調や状況に合わせて臨機応変に対応する取り組み」
- 「現在の状態から向上させる取り組み」
1つ目は、パワーアップの意味合いだ。これにより、「体力がある」状態を作っていく。
2つ目は、コンディショニングの意味合い。これにより、調子の微調整を行い「調子が良い」状態を維持していく。
具体例で示してみよう。
パワーアップの為の取り組みとは何か。
人のカラダは基本的に年を重ね、老化していく。放っておけば筋肉も、骨も関節も皮膚も、その他機能もレベルダウンしていく。
それに対抗する取り組みをしなければ、肌も筋肉も維持、向上はできない。いわゆる「アンチエイジング」だ。
食事を見直す、筋トレをする、就寝起床時間を見直す、サプリメントを飲む・・・
これらが具体的な「パワーアップ」の為の取り組みだ。これらは単発で行っても意味はない。継続することでその効果を発揮する。そう、習慣化していくことが大切なのだ。
コンディショニングとは何か。
日本語では「調整作業」と置き換えてほしい。皆さんの毎日は良くも悪くも変化の塊だ。
様々な変化に対応していく作業が調整作業だ。
例えば、「急な飲み会の誘いがあった」というシュチュエーション。
遅くなりそうだが、明日の朝も早い。良い状態で明日の朝を迎える為には、少しアルコールの摂取量を少なくし、前半は少し飲むが後半はノンアルコールにする。
例えば、「今日は残業になりそうだ」というシュチュエーション。
少しいつもより早めに朝起き、軽いランニングを行う。脳も活性化するし、血行も良くなるので、その後の仕事に集中できる。食事は適切なものをしっかり摂り、最後までエネルギーが切れないように配慮する。昼間の空いた時間に少しだけ仮眠し、リカバリーするなど。
少し疲れを感じるので、マッサージに行くなどもそうだ。
まとめ
まとめると、習慣化されたパワーアップのアクションと、日々の臨機応変なコンディショニングにより、「体力がある状態」を作り、「調子が良い状態」を維持していこう、という事だ。
人生を楽しむためのベースを作ろう。
ベースといっても元から備わっているものではなく、自ら作るものだから。