皆さんこんにちは!からだとこころのダイエットトレーナーのRuiです。
ダイエット中やお食事の改善をがんばっているときに限って、無性にジャンクなものが食べたくなる時はありませんか?
ここで食べたら水の泡だとわかっているのに、食べたい衝動が止められず、食べた後、「自分はなんてダメなんだ」と自己嫌悪に陥ってしまう。せっかくダイエットをがんばっているのだから、なるべくストレスなくいい結果を出したいですよね!
では、無性に食べたくなるジャンクフードの誘惑と、どのように付き合っていけばいいのでしょうか?
目次
ジャンクフードってなに?
そもそもジャンクフードとは、どのような食べ物のことを言うのでしょう?
ファストフードのことをジャンクフードだと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はファストフード=ジャンクフードではなく、「カロリーは高いけど、栄養価が著しく低いもの(栄養バランスが著しく悪いもの)」のことをジャンクフードと言います。そしてそれらは、「高カロリー × 高塩分 × 高脂肪の3拍子が揃ったもの」です。
ファストフードとは、「短時間で調理・提供できる、あるいは注文後すぐに食べられるもの」のことを指しますので、ファストフード=ジャンクフードではないのです。また、ファストフード店で購入できるもの以外にも、ジャンクフードは存在するということです。
ジャンクフードを食べるとからだはどうなる?
先述したジャンクフードの定義から、それらはダイエット中はもちろん、普段からなるべく口にしないほうがいいものだということはなんとなくご理解いただけたと思います。
では具体的にどのような状態に陥るか、ご説明いたします。
1.添加物の大量摂取による健康被害
食品を買う時の成分表をご覧になったことはありますか?
ジャンクフードに添加物はつきものです。成分表を見て、知らない名前があったらそれはもう添加物だと考えていいでしょう。
そして添加物は1種類だけ使われるということはほぼなく、数種類~何十種類と組み合わせて使うのが普通です。1種類づつマウス実験はしていても、何百種類もある添加物の組み合わせを一つ一つ試しているわけではないのです。
ということは、組み合わせ次第では、もしかしたらものすごくからだに毒性のあるものになってしまう可能性もあるということ。そして、添加物を体内から排出するのに、たくさんの微量栄養素が必要になりますが、ジャンクフードにはそれらを排出するための微量栄養素が、残念ながら含まれていないため、体内に溜まる一方です。
また、米食品医薬品局はトランス脂肪酸の使用を2018年6月以降原則禁止にすると発表していたり、世界各国でトランス脂肪酸の有害性が認められ規制されているにも関わらず、日本にはまだ規制がなく、それらは主にジャンクフードに使われています。
これら添加物の摂取がアレルギーや吹き出物だけでなく、だるさや頭痛など、さまざまな体調不良にもつながるのです。
食品に使われているものは日本の基準を満たしているものになっていますが、人間のからだでフィードバックを取って安全性を確かめているものではありませんし、これらが食品に使われだしたのはごく最近のことですので、後々どのような健康被害が出るのか誰にも分からないのが現状です。
今まさに私たち自身が自分の体で実験しているようなものでしょう。
2.不要なものの大量摂取によるダイエットの失敗
ジャンクフード(栄養価の低いもの/極端に偏っているもの)でお腹を満腹にさせたとしても、どこか物足りなさを感じ、なんとなく食べ物に手が伸びてしまったという経験はありませんか?
脳はからだを正常に維持するために必要な栄養素を知っていて、それらが足りない場合は私たちにサインを出してくれるのですが、このなんとなく物足りない感覚がまさしく脳からのサインです。
ジャンクフードにはビタミン・ミネラルなどの微量栄養素やタンパク質がほぼ含まれていないため、からだを維持するために必要な栄養素が体内に入ってこないと、たとえお腹がいっぱいだったとしても脳は「食べなさい」という指示を出してきます。このサインは「必要な栄養素を食べなさい」という意味なのですが、脳は残念ながらどの栄養素が足りないかまでは教えてくれません。
ただ「食べなさい」という欲求を突き付けてくるので、「お腹はいっぱいな気がするけど、なにか物足りないから食べちゃおう!」となり、さらに不要なカロリー・塩分・脂肪を摂取することにつながります。
またビタミン・ミネラルなどの微量栄養素が脂肪などの代謝に必要ですが、それらがジャンクフードには含まれていないことも重なり、不要なものがどんどん溜まっていってしまうのです。
ジャンクフードとどのように付き合っていけばいいの?
一度ジャンクなものを口にすると、不思議と、からだにいいお食事になかなか戻せないものなんですよね。なので、控えることをオススメしますが、お付き合いなどでそうも言っていられないこともあるでしょう。
次回は、「どうしてジャンクフードがやめられないのか」そして「食べるときの心得」をお伝えしますね。