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世界三大美女の一人 楊貴妃が好んで食べた果物「ライチ」の豆知識

ライチ

皆さんこんにちは、Shibuya Fitness Sharezの美食モンスターこと山本克弥です。

毎週金曜更新で、いろんな食べ物のカロリーや栄養素であったり、摂取タイミングなど、「栄養の豆知識」について紹介しています!

今回は、世界三大美女の一人、楊貴妃が好んで食べた果物……、「ライチ」のご紹介です!

ライチって?

ライチは、ムクロジ科レイシ属に分類される果物の一種です。

別名、茘枝(レイシ)とも呼ばれています。

ライチのカロリー

100gあたり63kcalです。

ライチ1個分の重さは15~19gですので、1個分のカロリーは約9~12kcalです。

ライチの栄養

ロイコシアニジン

ロイコシアニジンは、ポリフェノールに分類される栄養素で、メラニンの生成に関わるシロチナーゼという酵素を抑制する働きがあります。

シミはメラニンが凝集したものなので、シロチナーゼの働きをブロックすることでシミのないキレイな肌を保つことができます。美肌効果のあるビタミンCも多く含んでいます。

葉酸

葉酸含有量は、果物の中でドリアンに次ぎ第2位で、果物の平均と比較しても、約3倍以上の葉酸を含んでいます。

国の基準では、妊娠中の女性は通常の2倍の葉酸を摂取することが推奨されています。

葉酸は胎児の成長には欠かせないDNAの合成を促す効能があります。また「造血のビタミン」とも呼ばれる通り、赤血球の生成を促して貧血の予防にも役立ちます。

ルチン

血管を強化して毛細血管を丈夫にし、高血圧や動脈硬化を予防する働きがあります。

有害な活性酸素を除去する抗酸化作用や利尿作用もあり、またビタミンCとの相乗効果で、むくみや冷えを防止してくれます。

果物の平均値の約2倍の銅を含んでいます。

ミネラルに分類される栄養で、鉄分の利用を促進する働きがあるため、貧血を予防する効能が期待できます。

また、銅は酵素の材料となったり、皮膚や髪、血管壁の健康を維持してくれます。

糖質

ショ糖や果糖、ブドウ糖といった糖質が豊富に含まれています。これらの糖質は消化吸収がよく、エネルギーとして変換されやすいため、疲労回復に効果を発揮します。

ライチは皮を剥くだけで手軽に食べられるので、激しい運動をする前のエネルギー補給には最適な食材だといえます。

ライチ病?

栄養豊富でカラダへの効能も優れているライチですが、「食べすぎるとライチ病になる」という話を聞いたことはありませんか?

「カラダが熱っぽくなってのぼせてしまったり、吹き出物ができやすくなったり……」など。これがライチ病の症状です。

実は、ライチは夏の果物でありながら、血行を促進して身体を温める「熱性」の食材です。摂りすぎると発熱したり、ニキビや吹き出物ができやすくなるのです。

一日の目安を5粒程度にして、食べる前に薄い塩水に漬けておいたり、冷蔵庫でしっかり冷やしておきましょう。一日の摂取量を守れば大丈夫です。

ライチの注意点

中医学の考え方ではライチは陽性にあたり、食べ過ぎるとのぼせ・イライラ・湿疹や口内炎・だるさなどを引き起こすと考えられています。

のぼせ気味の方は食べ過ぎに注意するか、スイカなど体を冷やす食べ物と合わせて摂取すると良いと言われています。

また1歳未満の乳児にはあげない方が良い果物とされています。

ライチの食べ合わせ

オススメの食べ合わせ
  • ライチ+松の実 → 貧血予防・改善に
  • ライチ+紅茶 → 冷えの改善に
  • ライチ+ココナッツ → 疲労回復・強壮に

まとめ

鮮やかな赤色の皮の中に、みずみずしい乳白色の果肉が詰まったライチ!

今年の夏はライチの上品な甘酸っぱさを味わってみてはいかがでしょうか?

ぜひお試しあれっ!

Katsuya Yamamotoさん(@kch.01)がシェアした投稿