こんにちは!Shibuya Fitness Sharez パーソナルトレーナーのMariです。ダイエット、機能改善をメインに活動しています。
トレーニングをすでにしている方、していない方、それぞれいらっしゃるかと思います。
そんな皆さんのトレーニングに対する効果のイメージは、多くの方が見た目の変化です。もちろん間違いではありませんが、見た目の変化に捉われすぎてしまうと、人間として生きる上で必要な機能が低下する可能性があるということを今回はお伝えしていきます。
目次
1. 見た目の変化に捉われすぎると起こるデメリット
誰しも見た目は気になるものです。趣味や目標、お仕事などでスタイルアップのために筋トレに励んでいる方も多いかと思います!すごく素晴らしいことです。
ただ、見た目の変化に捉われすぎてしまうと、機能的な面での、体のバランスが崩れている可能性があります。
普段の日常生活を送る中で、左右バランスの崩れが生じたり、もともとの体の癖がある方がほとんどです。どこが弱い、どんな動きが苦手かを把握していない状態で、変化を出したい部位に負荷をかけて筋肉がつくと、引き締まったとしてもよりアンバランスな体になってしまいます。
体を、一枚の皮でできたボディースーツだとイメージしてみてください。どこかが大きく膨らむと、その周りの皮も引き伸ばされます。伸ばされる部分があれば、縮む部分もでてきます。
そのままにしておくと、後に体に不調が現れる原因にもなります。
2. 筋肉がある、スリムであることが全てではない
筋トレを通して、ダイエットをしたい・見た目を変えたい・健康になりたい・不調を改善したい・スポーツパフォーマンスを上げたい、など目的や目標は様々です。
また、その目的に応じてトレーニング方法も異なり、何が正解で何が間違っているというわけでもありません。
ただ、ここでいえることは、年齢とともに体の機能は低下していくということと、自分自身の体の使い方を知ることができれば、楽に動くことができるということです。
例えば、高重量を扱って筋トレをして筋肉がついても、バランスよく、かつ上手く「体」を使うことができなければ、どこかを痛めたり、負担がかかって機能しなくなったりする可能性が大きくあります。
たとえ筋トレをしていたとしても、体に不調がある状態では、筋トレも日常生活も思うように送れないこともあり得ます。
筋肉があったり、見た目が綺麗であることももちろん大切なことですが、その先に使える体であることがより大事なことだと考えています。
3. マリトレで言う使える体とは
「使える体」と考えると、なんとなくなんでもできないといけないように思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんなことはなく、私が行うマリトレで目指す使える体は、「自分の頭で考えて動作ができる体」です。見た目は単純な動作が多いですが、実際にやってみると難しい動作ばかりです。
例えば、片足で立つ・バンザイの状態で肩甲骨だけを動かす・腰は反らずに胸を張るなどの動作などです。このような動作や、日常では動かさない部位や方向に体を動かしていきます。
スクワットやベンチプレスなどの筋トレ種目を正しく行うためにも、必要な動作です。
使える体の最終目標は「楽に動かせる体」です。楽であるためには「動かしづらい、痛みがある」などの不調を、可能な限り排除する努力が大切です。
まとめ
「筋トレ=ダイエット・見た目の変化」と思われがちですが、まず大前提に、私たちの体は機能的であることが重要です。
体が動かなければ、筋トレなどの趣味、仕事、日常生活を有意義に送ることが難しくなります。
自分の体を思うように動かすことは、想像以上に大変なことです。また、動かしてみることで、何ができて何が苦手なのか、左右差はどれだけあるのか、などを知ることができます。
目的・目標を、筋肉をつける・痩せるということにフォーカスしすぎず、その前段階として、まずは「使える体」を目標にしていただくことをおすすめします。
トレーニング方法など気になる方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせいただけたらと思います。