Question
「〇〇〇トレーニング」
何が当てはまるでしょうか?
- スロー
- だまし
- ルーズ
Answer…
1 スロー
今回はスロートレーニング “スロトレ” とはどんなトレーニング方法なのか、どんな方に向いているのかをお伝えしていきます!
目次
スロトレって?
名前の通り、一言でいうと
“ゆっくり動作する”トレーニング方法です。
初めて体験に来てくださる方にスロトレ知っていましたか?とお伺いすると大体の方が「名前からなんとなくはわかるけど…」という方がほとんどです!
一番の大きな特徴はやはりゆっくりです。
ただ、それだけでは効果はなかなか出てきません。
スロトレを行うにあたって大事な
3本柱を見ていきましょう。
- ゆっくり
- ノンロック
- 反動を使わない
1 ゆっくり
すでに何回も言っているので「もう分かってるよ!!」 と思っている方もいると思いますが、ゆっくりなんです。
このゆっくりが意外とできない方が多いです!
カウントに合わせて動いていただくのですが、カウントよりも早く動いてしまいがちです…。
そこで、カウントだけでなく視覚からも意識できるように
「私の手の動きに合わせて〇〇さんも同じスピードで動いてください」
とお伝えしています。
そうすると聴覚と視覚の両方で意識できるので、
決まったスピードで動くことができるようになります。
2 ノンロック
ノンロックとは、関節をロックせずに動作することを言います。
動作中負荷がかかった状態を保ち、筋肉を休ませずに繰り返し動いていきます。
そうすることで、軽い負荷でもしっかりと筋肉に刺激を入れることができます。
例えば、
【スクワット】
椅子に座るようにしてお尻を後ろに突き出しながら膝を曲げて重心を落としていく動作です。
下がる時は膝が屈伸をするところまで下げ切らず、腿が床と平行になるところまで下げます。
上がる時は膝が完全に伸びるところまで上がり切らず、少し膝が曲がっているところまで上がります。
というように、簡単にいうと
曲げ切らない・伸ばし切らない
上げ切らない・下げ切らない
がポイントになります!!
③反動を使わない
同じようにスクワットを例に考えていきます。
反動を使うタイミングとして多く見られるのは、上がる時です。
勢いを使って素早く上がってしまうと楽に結構な回数ができてしまいます。
それでは時間がかかってしまい効率が悪いので、
反動を使わずに両足でしっかりと床を押すイメージで動作していきます。
1 ゆっくり、2 ノンロックで、3 反動を使わずにスクワット。
その場でちょっとだけやってみてください!
なんとなくスロトレがどんなものか感じていただけるかと思います!そして思ったよりきつく感じた方が多いのではないかと思います!
なんとなくスロトレがどんなものかわかったところで、
じゃあスロトレってどんな人がやっているの?どんな人に向いているの?
というところについてお話ししていきます。
スロトレはどんな人に向いている?
スロトレではあまり重い重量を扱わず、先ほどお伝えした
1 ゆっくり、2 ノンロック、3 反動を使わない
に加えて、キープをしたり動作の可動域を変化させながら負荷をかけていきます。
動作の可動域を変化…?
あまりイメージが湧かないと思います。
動作の可動域を変化させる以外にも、
スロトレではたくさんの負荷のかけ方が可能です。
ここに関しては、文章だとわかりづらいので実際に体感できる体験トレーニングをおすすめします!
スロトレは高重量を扱わずにトレーニングが可能なので、
- 関節が弱く、筋力が低い女性
- 痛みや動作に制限がある方
- 高齢の方
に合ったトレーニング方法の一つです。
実際に、40代~60代の女性のお客様が多くいらっしゃいます。
ダンベルなど以外にも、私の力で直接一人一人にあった負荷をかけることもあるので、強度の調節ができる点もメリットの一つです。
ダイエットはもちろん可能です!
ただ、実際にスクワットなどのトレーニング種目をしていく中で感じることは、
それぞれのトレーニング種目に入る前の段階で体がどういう状態にあるかを知る必要がある
ということです。
「ではスクワットやりましょう!」
と言ってできる方もいますが、体の様々な要因からスムーズにできない方も多くいらっしゃいます。
その要因を一つずつクリアにしていき、トレーニング種目が正しくできるようになるということは個人差がありますが
時間がかかりとても大変なことです。
スタートとゴールを”痩せる”としてしまうと、いつまで頑張らないといけないの?
とストレスになって食事も運動も続きません。
ダイエット=ある期間行うもの、ある期間頑張るもの
と捉えている方が多いのではないかと思います。
“痩せる” ではなく“健康体”
を目標にすると
“〇〇はだめ” “△△しなきゃいけない”
から解放されて
“〇〇はいい” “△△しよう”
に考え方が変わり楽になります。
まずは体の機能的な面を整えてから、それぞれに必要なエクササイズをしていく必要があります。
例えば、スクワットをする前に、正しい姿勢が取れるように腰回りのストレッチをしてからスクワットを行う
というイメージです!
この段階を踏まないと怪我をしてしまったり、使う部位に偏りが出てしまう場合もあります。
機能を改善しながら使いたい部位・使うべき部位を使い、地道にトレーニングを続ければ必ず変化が見られます。
ダイエットに関しては、無理のない食事制限も大事です。
理想の体型や体重、姿勢はこれらの結果であってほしいです。
リスクの少ないスロトレで続けられる生活改善を始めましょう!