皆さんこんにちは、Shibuya Fitness Sharezの美食モンスターこと山本克弥です。
毎週金曜更新で、いろんな食べ物のカロリーや栄養素であったり、摂取タイミングなど、「栄養の豆知識」について紹介しています!
今回は、独特の苦みやえぐみ、さわやかなグリーンの彩り、目にも舌にも美味しくて食卓に欠かせない食材の……、「アスパラガス」のご紹介です!
目次
アスパラガスって?
アスパラガスは地中海東部が原産とされるユリ科の植物で、地上に伸びてくる新芽の茎が食用部です。
種を植えてから2年から3年たたないと収穫できるまでにならないのですが、その後10年間くらいは同じ株で次々と芽が出てきます。
日本名は「オランダキジカクシ」となっていて、成長して葉が茂ると雉(きじ)が隠れるほどになるという事からだそうです。
アスパラガスの種類
グリーンアスパラガス
アスパラガスの定番。発芽したらよく日光に当てて育てることで鮮やかなグリーンになります。やや苦味のある風味で、栄養価も高いです。
ホワイトアスパラガス
グリーンアスパラガスと同じ品種ですが、日光に当てずに地中で育てられるので白いです。アクが少なく柔らかいですが、栄養価が低いです。傷みやすいので、生で売られていることは少ないです。
紫アスパラガス
アントシアニンという成分により紫色をしていますが、紫色の皮は加熱するとグリーンになります。栄養価はグリーンアスパラガスよりも上ですが、見かけることは少ないと思われます。
ミニアスパラガス
長さが10cm程度の小さなアスパラガスです。輸入ものが多く、普通のアスパラガスよりもさらに細いです。グリーンアスパラガスと同じ品種の小さいもので、栄養価も変わらないです。
アスパラガスのカロリー
100gあたりのエネルギーは22Kcalです。
1本あたりは約5kcalなので、低カロリーな食品です。
アスパラガスの栄養
アスパラギン酸
アミノ酸の一種で、筋肉疲労時にたまった乳酸をエネルギーに変える働きがあります。
スタミナドリンクの成分として有名で、だるさや疲れを取り、疲労回復やスタミナ増強の効果が高いです。
免疫力アップ、リラックスおよび睡眠効果、毛細血管の拡張による血圧低下、腎臓や肝臓の機能回復などの効能も期待できます。
メチルメチオニン
胃酸の分泌を抑え、粘液の新陳代謝を促進して胃痛を緩和してくれます。
さらに胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治癒能力を高める働きや、タバコのニコチンをメチルニコチンに変えて無毒化する働きもあります。
ルチン
血管を強化して毛細血管を丈夫にし、高血圧や動脈硬化を予防する働きがあります。
有害な活性酸素を除去する抗酸化作用や利尿作用もあります。
また、ビタミンCとの相乗効果で、むくみや冷えを防止してくれます。
葉酸
ビタミンB群の1つで、血管を丈夫にし、貧血予防、動脈硬化予防に効果があります。
また、たんぱく質とDNAの合成を補助する役割を持ち、がん予防、胎児の神経管障害予防などにも効果を発揮することから、妊婦に欠かせない栄養素です。
GABA
血液中のアルコール濃度を抑制し、肝機能改善効果や高血圧改善効果があります。
飲酒によって生成されるアセトアルデヒドを分解するので、肝臓への負担が軽減され二日酔い予防にも繋がります。その他にもリラックス効果やストレス解消効果が期待できる成分です。
その他
上記の他にもビタミンA、C、E、B群などが含まれており、アスパラガスはとても栄養価が高い野菜と言えます。
アスパラガスの美味しい食べ方
- ゆでる時には根元の硬い部分を切り落とし、ハカマは包丁やピーラーで削いでから硬い皮をむく。
- お湯に塩を入れ、根元部分から、歯ごたえが残るくらいに硬めにゆでる。
- 鮮やな色を残すのであれば、グリーンアスパラガスはゆでた後に氷水や冷水にとり、ホワイトアスパラガスは、ゆで汁にレモン汁を入れると良い。
まとめ
若い女性から壮年の方々にまで広い世代にありがたい効能がいっぱいなアスパラガス!
みなさんも、アスパラガスのパワーを身体に取り入れてみませんか?
ぜひお試しあれっ!